「あなたのため」
という言葉が
支配に変わる時
あなたのため。
その一言に、
何も言えなくなったことが
あると思います。
「あなたのため」という言葉には、力があります。 それを向けられると、反論すること自体が、まるで相手の愛情を拒むことのように感じてしまう。 だから、おかしいと思っても、飲み込んでしまう。
でも、本当に相手のためを思う気持ちと、 「あなたのため」という言葉を使って相手を思い通りに動かそうとすることは、 まったく別のものです。
本当の気遣いは、あなたの「嫌だ」「したくない」を聞く余地を残します。 意見が違っても、関係が壊れることを恐れません。
支配に変わった「あなたのため」は、違います。 あなたが反論すると不機嫌になったり、傷ついたふりをしたり、 「せっかく思ってあげたのに」と、責任をこちらに投げ返してきます。 気づけば、あなたの選択肢の中に、相手の顔色をうかがう項目が増えていく。
進路や交友関係、時にはお金の使い方まで。 「あなたのため」を理由に、少しずつ決定権を手放してきた人もいると思います。 それは、あなたが優柔不断だったからではありません。 その言葉が、そう仕向けるように使われてきたからです。
もし今、誰かの「あなたのため」に違和感を覚えているなら、 その感覚を、疑わなくていいと思います。 愛情は、あなたを小さくしません。
あなたのため、を理由に選択肢を奪う愛は、
愛ではなく、支配です。